第4回開催

2022年

クライアント企業

課題テーマ

キヤノンが若年層顧客を獲得するために新しく挑戦すべき領域とは

キヤノンマーケティングジャパン(以下、キヤノンMJ)は、コンスーマ製品市場においてカメラやプリンターの市場拡大に長年取り組み、写真文化やプリント文化の啓蒙を行ってきました。

しかしながら近年のスマートフォンカメラの高画質化やペーパーレス化などの環境変化に伴い、既存領域での市場拡大は困難となり、今後はカメラやプリンター事業に加え、新たな事業の成長が必要となっています。キヤノンMJがこれからも市場で存在感を高め成長し続けるためには、従来の考え方にとらわれず、新しい領域への挑戦と新たな顧客層を獲得していかなければなりません。

そこで現在、キヤノンMJでは新たな顧客層でありこれからの経済活動の中核となる若者の価値観を捉えるべく若年層マーケティングを強化するとともに、顧客一人ひとりに寄り添う商品・サービスの開発に取り組んでいます。今回は、ターゲット世代である皆さんが若者ならではの目線で、キヤノンMJがコンスーマ製品市場において新しく挑戦すべき領域・ビジネスモデルをぜひ考えてほしいと思います。

企画を考える上での前提条件

  • キヤノンマーケティングジャパンはカメラやプリンターを販売している会社であること
  • 顧客の多くは中高年層が中心であり若年層は少数派であること
  • カメラはスマートフォンカメラの高画質化で市場が縮小しているこ
  • プリンターはペーパーレス化の影響を受けていること
  • ichikara Labはキヤノンマーケティングジャパン初の企業内起業として若年層顧客の獲得を目指し活動していること
  • 実際に若者向けにミニフォトプリンターを発売して若年層顧客を獲得してきたこと
  • ターゲット層は「Z世代、ミレニアル世代」とし、その世代全体でも、年代・属性をセグメントしてもOKです。

上記を踏まえた上で新しく挑戦すべき領域、ビジネスモデルを検討してください。

オリエンテーション 2021.12.8

12/8オリエンテーションウェビナー開催!

2021年12月8日 13:30〜、キヤノンマーケティングジャパン株式会社 コンスーマ事業戦略本部 コンスーマ新規ビジネス企画部
ichikara Lab リーダー 吉武裕子様 をゲストにお招きし、Zoomウェビナーによるオリエンテーションが開催されました。キヤノンマーケティングジャパンの現状から課題への取り組み方をわかりやすく解説していただきました。また社内から生まれた若年層向けコンスーマビジネスの企画部であるichikara Labについても詳しく解説していただきました。

フィードバック 2022.2.7

ichikara Labの社員の方々も興味津々・・熱のこもったフィードバック

企画書審査を通過した6組のファイナリストに対してオンラインでフィードバック会を実施。学生らしい自由な発想から生まれたアイデアにはichikara Labの社員の方々も興味津々のご様子。さらにブラッシュアップしてもらいたい部分など本当の企画会議さながらの熱のこもったフィードバックをいただきました。

最終プレゼンテーション 2022.2.18

6チームのファイナリストによる最終プレゼン!

いよいよ白熱の最終決戦!各ファイナリストによる最終プレゼンテーションです。オンライン開催も今回で2回目。Zoom の特性をうまく活用したプレゼンテーションもあり決勝戦を盛り上げてくれました。見事に審査員の心を躍らせたアイデアはどのチームのものなのか?手に汗握る展開にあっと言う間に時間が過ぎ去ってしまいました。

優勝

若年層向けの ライブエンタテイメント事業「パシャコン」

見事優勝を勝ち取ったは同志社⼤学「陽が沈まない3号室」のみなさん。
数字による説得力に拘ったというだけあってデータを活用した論理的なアプローチは圧巻の一言。最近流行りの「推し活」をテーマに撮影することを前提としたエンターテインメントビジネスの展開はまさに若年層に刺さる企画でした。
また企画書の作り方もプロ顔負けで、学生プランナーの底力を見せつけた作品でした。

準優勝

あえて顔からピントを外す「Pint(ピント)」

準優勝は神奈川大学の女子大生ペア「パステル」のみなさん。SNSで写真を投稿する際に顔を隠すという女子大生らしい最新のトレンドに対応しあえて「顔からピントを外す」という大胆な発想はメーカーからは生まれない斬新さがありました。

準優勝(同率)

NFTマーケットモール「nonFT(ノンフト)」

同じく同率で準優勝を勝ち取ったのは慶應義塾大学「娘に嫌われない父親になりたい」さん。複数メンバーによるチーム参加が多い中で唯一個人で参加していただきました。最近話題のNFTにいち早く目をつけたモール事業の展開は単なる写真サービスの域を越えた市場の広がりと可能性を感じさせるものでした。